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ラストマン最終話感想

※個人の感想ですが、今回は辛口です。否定的な意見を見たくない方はお戻りください、またこのブログについての意見は名前を記入しコメントでお願いします。Twitterなどで文句や批判などはしないでください。見つけ次第ブロックさせていただきます。

 

 

今まで嫌な思いをしたので前がきが長いですが…。感じたことを吐き出したいので行きます。

 

 

 

まず、話が早く進みすぎて、あっさり弓塚が逮捕されていてなんだか不安になったわたし。

予告から過去の話が明らかになると言われていたので、まさかそれでかなりの尺を取るのかと不安になっていました。

そしてその不安はほぼ的中…。

そして、犯人も護道さんの身近な人じゃないだろうなと不安視していたら、それも的中…。

 

その時点で結構見る気が下がってしまいました。

 

私はラストマンを刑事ドラマとして、2人や捜査一家のメンバーで事件を解決していく過程を楽しみにしていたので、最終回のようにただ皆実さんが事件の全貌を語るだけというのを見たかったわけじゃないんです。

なんであのストーリーの進め方は微妙すぎました。

 

そして肝心の真犯人、どうして護道父にしたのか。

あからさまに嫌な人にすれば怪しまれますが、あれだけ護道さんを気にかけて優しく接していたり、泉くんに正義を唱えていた人が過去にあれだけの罪を犯した上、自分から鎌田に罪を着せようとしたのか…。護道家の人たちは悪い人であって欲しくないと思っていたので本当にがっかりしました。しかも放火したり隠蔽工作までセットになっているし…。こんな事実普通なら人間不信になっていると思います。

どれだけ「心太朗を愛していた」と言われても、罪滅ぼしの気持ちがあったことは事実になるし、結局護道さんには『育ての親が殺人犯な上実の父に罪を被せた』という事実が生まれてしまったという…。

実の父親は殺人犯じゃなかった、よかったーで済む話じゃないですよね。

 

あと、何でもかんでも皆実父を悪者にしている感じも…まぁこの人を悪役にしないと話がまとまらないからだとは思いますが。そして皆実父を悪人にしたから皆実さんの実父は鎌田にしたような流れで、これにももやっとしました。

結局鎌田もせつこも嘘をついたりして周りを振り回しているので、全くの善人というわけではないんですよね…特ににせつこは鎌田との子を皆実父との子だと偽っていたので…それが皆実の殺害の引き金にもなっていますし、一概に皆実父だけが悪いとは言えないと思います。

 

だからなのか、皆実さんと護道さんが実の兄弟で仲良く食卓をかこむシーンを見ても、どこか冷めた目で見てしまいました。

この2人を実の兄弟にする必要があったのでしょうか。もちょろんドラマなのであっと驚く展開は必要です。だからと言ってキャラを置き去りにするような展開は私はあまり好きではないので、結局この脚本家さんと合わないだけかもしれません。

 

そしてまだいうのかと言われそうですが、捜査一課のメンバーなどの出番がほぼなかったのも

残念でした。みんなで捜査する中で真実に辿り着くには尺が足りなかったのかもしれませんが…。佐久良さんや吾妻さんももっと活躍できたらよかったのに。

 

長々と不満ばかり述べましたが、それでもよかったと感じることはありました。

 

まず泉くんが助かったこと。あとは芸者さんと皆実さんが戯れているところ。捜査中でも人との関わりをおろそかにしないところが皆実さんの良いところだと思うので。

あと最後の方で佐久良さんが護道さんに発破をかけるシーンで皆実さんを思いやる言葉を伝えたり、何より「私の好きな護道心太朗はそんな腑抜けじない!」とさりげなく告白したところですかね。護道さんと佐久良さんカップルが好きだったので、ドキドキする絡みがあって嬉しかったです。

 

そして、文句を言いつつも鎌田が目をさまして声をかけたシーンで号泣するシーンは胸にくるものがありました。護道さんのボロ泣きに対して、皆実さんがすっと涙を流しているのも、それぞれの性格を表していてよかったと思います。これは個人的に役者さんの力があってこその感動的なシーンだったのではと思います。

 

 

ここまで感じたことを吐き出せて、モヤモヤが少しスッとした気がします。

私はラストマンにはあまり人情や感動を求めていなかったので、不満に感じたのかもしれません。決して批判だけしたいからブログ記事を書いたわけではありません。

 

最後に、空港のシーンはオチが良かったです。最後まで感動だけではしらけてしまいそうだったので、ああいう漫画的なオチは大好きです。きょとんとした護道さん可愛かった。

 

あーでもバトラーが調査員というオチは要らなかったな、あとづけみたいではぁ?ってなってしまいました。

 

 

そしてまだ気になっているのは護道家の人たちの今後…京吾さんも汐里さんも泉くんもいい人たちなのにこれから大変だろうなと思うと、やっぱりまだモヤモヤが残ります;

特に汐里さんはどっちの父親も逮捕されているし…護道さんはアメリカから帰ってきたら、護道家の人たちをちゃんと守ってほしいな。自分の親が殺人犯じゃなかったからあとはもうしらない、なんて薄情な人ではないと思うので…。

 

 

 

ということで最終話の感想を終わります。3ヶ月間キャスト、スタッフの皆様お疲れ様でした、そしてありがとうございました!