美園のミソ

美園のミソになる話

天才よりも努力し続ける人がいい

「仲間にするならかるたの天才よりも、畳の上で努力し続けてるやつがいい」

 

私の好きな漫画「ちはやふる」での印象的なセリフだ。人間やはり天才よりも努力をする人に惹かれてしまう。もちろん天才に惹かれるものもあるが、努力しなくても秀でた部分は羨ましくて一歩引いてしまう。だが天才でも努力している姿を見ると、やはり共感を得ると思う。

 

結果的にやはり努力する姿をみるのが人は好きなのだ。

 

今日はそんな推しの話。

 

紅白歌合戦から2日後に紅白の裏側という番組があり、そこで司会者に密着するコーナーがあった。そこで私の推し、大泉洋は血を吐くほどの努力をしていた。

教科書のような分厚い台本に、ダンスの練習や立ち位置の確認に早着替えと次から次へとやることがあり、テレビから見ていてもお腹いっぱいになりそうなタイトなスケジュールだった。

 

だが、ぼやきながらも大泉洋はすべてをこなしていた。苦手そうにしていたダンスも本番ではキレキレで踊っていた。あの大晦日の感動や笑いは血の滲むような努力で出来上がっていたのだ。終わった後それを知ることができてよかったと思う。もちろん私はすごく練習をしたのだろうと思っていたが、ファン以外の視聴者も大泉洋の姿に感じるものがあったのではないだろうか。

 

推しはイメージ的にあまり努力をせず何でもさらりとこなすというイメージがあるように思う。だがあそこまでクオリティの高い司会をこなすと言うことはそれだけ高リスクな努力をしているからだ。それがはっきりと知れてよかった。

 

紅白について批判的な意見もあるだろう、だが少しでも大泉洋の姿を見て普段のバラエティに出ている大泉洋とは少し違うなと感じてくれる人がいたら私は嬉しい。

 

 

余談だがリハーサルで司会者のカメラが入るタイミングでダンスをするのに、バラバラになってしまい焦る櫻井くんが印象的だった。ダンスに慣れている彼でもミスをすることはあるのかと親近感を抱いたと同時に、本番ではきっちり決めるところがさすがだと思った。